【ALBUMパーフェクトガイド】フィンガーペイント〜ブリーチテクニック〜(桑原)
身につきやすく、教えやすい!バレイヤージュの絶対ベーシック
数あるカラーデザインの中でも、バレイヤージュはとりわけ高い注目を集め、技術のアプローチも広がっています。ここでは、きちんと習得すれば、失敗なくサロンで提案できる、5つのバレイヤージュテクニックを紹介します。
ヘアゴムを使ってブリーチ施術後、オンカラーをハンドワークで行なう、進化型・バレイヤージュテクニック。
絶対成功ポイント
オーバーのみ、ヘアゴムでブロッキングしてブリーチ施術。
ステムや結び目の高さ、塗布時に引き出す方向を工夫。
濃淡の異なる2色の塩基性カラーを、指先で塗り分ける。
ブロッキング
ハチラインで上下に分け、バックに向かって半円状にブロッキング。このうち、オーバーをさらに8ブロックに分ける際に、ヘアゴムを使う。
左オーバーは前後4ブロックに分ける。まずバック側をダウンステムに引き出し、フロント方向へねじる。
毛束をねじってからゴムで結んで塗布することで、おろした時に中間付近にランダムなグラデーションがつき、ラフな質感に。
2でねじった毛束の根元付近を、ヘアゴムで結ぶ。フロント側の隣のセクション(2本目)も同様に施術するが、ねじる時に1本目よりもややステムを上げる。
左オーバーの3本目は、さらにステムを上げてねじり、結び目の位置も高くする。
フロントの4本目は、アップステムに引き出してねじり、最も高い位置に結び目がくるようにする。
右オーバーも前後4ブロックに分け、2~5と同様にそれぞれねじってヘアゴムで結ぶ。左と同様、フロントに向かって徐々に角度を上げ結び目の位置も高くしていく。
オーバーの8ブロックを、ねじってヘアゴムで結んだ状態。このまま、ブリーチ剤塗布の工程に進む。
ブリーチ塗布
左オーバーのバック側の一束を真下に引き出し、結び目のやや下~毛先に薬剤を塗布。ムラなくしっかり明度を上げるため、塗布量は多めにする。
1本塗布したら、ホイルで包む。この後、左オーバーの2~4本目も同様に薬剤を塗布。フロントに向かって引き出す方向を変え、前上がりのデザイン構成にしていく。
左の写真のように、バック側の2本は真下に引き出し、3本目はややフロント側、4本目はフロント方向に引き出して塗布する。写真右上は4本目。
右オーバーも、8~10と同じ手順で、薬剤を塗布。写真右はブリーチ、ハーフドライ後の状態。
結び目の高さや引き出し方を工夫したことで、顔まわりを明るく際立たせ、立体感のある仕上がりに導く。
オンカラーでも、ヘアゴムでブロッキングしたままの状態で、コームを使わずに指で塩基性カラー剤を塗布していく。
カラー塗布
まず、根元に濃い色みを入れる。指先に薬剤をとり、根元の結び目付近に塗布。よくもみ込み、結び目の内側まで薬剤を浸透させる。
1本目の根元塗布終了。根元の薬剤が毛先につかないよう注意しながら塗布する。
13・14 と同様に、8本の毛束すべての根元にハンドワークで薬剤を塗布。
根元よりも薄い色みを中間~毛先に入れていく。13と同様に指先にとった薬剤を、まずは根元をはずして中間~毛先に塗布する。
中間~毛先に塗布後、根元との境目付近を指でもみ込むようにしてなじませる。残りの7本も、16~17と同様に施術。
塩基性カラー塗布終了。
2020年9月25日発売
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