【基礎】知識講座_カラー・ブリーチの仕組みについて(2022)
ブリーチ剤の性質と反応の仕方について説明します。カラー剤との違いや1剤と2剤の反応について、またブリーチ剤の種類と効果を学んで適切なブリーチ知識を身につけましょう。
解説内容
講師紹介
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ポイント
ブリーチ剤の性質や反応の仕方
ブリーチ剤の種類と効果
テキストで学習する
カラー・ブリーチの仕組みについて
カラー剤と違い、ブリーチ剤は毛髪内部のメラニン色素を分解する薬剤です。自身で持っているメラニン色素を抜くことによって毛を明るくすることができます。ブリーチ剤もカラー剤と同じく医薬部外品になります。
ブリーチ剤の特徴としては、染着部は脱色のみで染色力はありません。効果の持続性は生え変わるまで永久的に続きます。アレルギーはカラー剤には含まれているジアミンが含まれていないためかぶれは起きません。PHはカラー剤と同じ9〜11のアルカリ性となります。
1剤はアンモニア(アルカリ)で過硫酸アンモニウムが含まれます。2剤は過酸化水素です。1剤のアンモニアで毛内部を開かせ、自身の持っているメラニンを2剤の過水(発生した酸素)で脱色します。これを酸化反応と言います。
ここでは「ファイバープレックス」と「アクセスフリー」の2種類のブリーチ剤について説明します。「ファイバープレックス」の特徴はケア成分が豊富に含まれています。酸化反応によるダメージをコハク酸で軽減し、リジン・アルギニンの働きで乾燥した毛の保湿を行います。リフト力は高く、持続性は15分〜30分です。「アクセスフリー」は粉状で粘度のある薬剤で反応スピードがゆっくりな為、ハイライトやバレイヤージュなどダメージレスでゆっくり反応させたい場合によく使用されます。リフト力は高く、持続性は15分〜40分です。
ブリーチ剤は自身の持っているメラニン色素を分解して脱色が起こること、酸化反応が内部で起きていることでダメージが起きやすいことを理解して使用しましょう。