【基礎】カラー_ブリーチ(2022)
バージン毛から全頭ブリーチのやり方を説明します。ブロッキング方法や、毛先・中間と根元の適切な塗り方と塗布量を解説しながら実践していきます。ムラのない綺麗なブリーチ技術を習得しましょう。
※この動画では人頭ベースで解説をしています。
人頭の場合は頭皮の熱が約3cmほど熱伝導して薬剤が膨張するため根元1cmをコーミングで塗布します。
ウィッグの場合は頭皮の熱がないので根元までしっかり塗らないと塗漏れが起こるので注意しましょう。
理想の仕上がり
講師紹介
ALBUM
「トレンドヘアーを毎月通える価格で提供」
“最新トレンドヘアーを低価格で提供する”ファストサロン。 ファストファッションメーカーのようにめまぐるしく変化する世の中のトレンドを素早くキャッチし、誰にでも手の届くお手頃なプライスで新しいライフスタイルを提供できるようなサロンを目指しています。
施術ポイント
塗りムラや塗り残しがない塗布方法
頭皮に薬剤がつかない塗布方法
根元を10分で塗れる
テキストで学習する
手順1:毛先・中間の塗布
サイドをイヤートゥイヤーの1cm後ろでブロッキングします。ダッカールは使わずに分けます。反対側のサイドも同様に分けバックから塗布していきます。反応が遅いところから順に塗布するので毛先から始めます。
ブリーチ剤は必ず上のパネルから塗布していきます。チェック時は下のパネルから確認していくため、スライスは必ずきれいに取るように注意します。
ブリーチ剤はラインを出さない為にぼかしなから塗布します。最初は全体の1/4くらいを塗り進めます。塗り終わったパネルは重ならないように置いていきます。逆サイドのバック→右サイド→左サイドの順で同様に塗り進めます。
塗り終わったら次は最後に塗り終わったところから順に毛先のチェックで再度確認していきます。パネルを重ねなかったことですぐパネルを取ることが出来ます。この時はまだ中間まで塗らないように注意します。
毛先のチェックが終わったら、次に毛先〜中間まで塗布します。下のパネルから順に塗布します。毛先と同様にぼかしながら塗っていきます。塗布量は毛先の方が多くなるようにします。
根元に近づくにつれ、オンベースで引き出して塗布します。こうすることでめくった時に根元につかないようにしています。
中間まで塗布したら次に全体の3/4(根元2cm近く)まで塗ります。頭皮から約3cmは熱伝導がある為、根元2cmを外します。
根元にかなり近づくので、よりオンベースでの引き出しを意識します。オンベースで引き出さないとブリーチ剤が根元につく恐れがある為、オンベースで手で支えながら根元に隙間を作ってスライスを置きます。ここでも毛先に塗布量が多くなるように塗ります。
面が広いところはしっかりと広げて放射状にムラなく塗ります。塗り残しが最も起きやすい場所なので端までしっかりと確認しながら進めます。
ハチ上は細かくスライスを取り、頭皮と垂直のオンベースで塗布します。
顔まわりはお客様に掛からないように少し後ろに引き出して塗布します。
手順2:根元の塗布
次に下のパネルから順に根元まで塗布します。根元が重ならないように上のパネルを置いていきます。髪が落ちてこないように上部をダッカールで留めます。
1cm詰めて塗り、オンベースでコーミングで根元まで塗ります※。根元は体温で上がりやすいのでコーミングで薄く伸ばします。根元のキワは塗り漏れが起きやすいのでしっかり確認しながら塗ります。
※ウィッグの場合は頭皮に熱がないので根元まで塗布します。
※ウィッグの場合は頭皮に熱がないので根元まで塗布します。
熱がこもるとダメージしやすいので放射状に置いて空気に触れさせます。
面が広い部分は立ち位置が正面に来るように動きながら塗布します。
サイドはまずモヒカンラインで左右2cm幅にスライスを取ります。両側のパネルを集め、約1cm幅で前後にスライスします。
約90度でオンベースで引き出して塗布します。根元をコーミングしてあるところは外してサイドに置いていきます。
塗り方のポイント:ハケの角度を倒すと薬剤を取ってしまうのでハケの角度は常に垂直に通して裏側までしっかり浸透させます。
手順3:塗り終わりのイメージと解説
毛先がしっかりと抜けるようにどの工程でも必ず毛先の塗布量を多くしています。根元はコーミングで薄く伸ばす程度で反応するので他の工程で根元に重ならないように、オンベースで塗布することを意識します。サイドのハチ上が一番お客様の目に入る部分なのでモヒカンラインで取って塗布しますが、パネルを置く際は根元に重ならないように注意します。根元をコーミングで詰めることによってダメージを最小限に抑え、次回のメンテナンスがしやすくなります。