【基礎】カット_顔まわり(2022)
今回はショートスタイルとロングスタイルに似合う顔まわりカットとワイドバングの作り方を解説します。バングとサイドバングのつなげ方・毛流れ・質感調整のやり方などを学ぶことができます。
理想の仕上がり(ショート)



講師紹介

ALBUM
「トレンドヘアーを毎月通える価格で提供」
“最新トレンドヘアーを低価格で提供する”ファストサロン。 ファストファッションメーカーのようにめまぐるしく変化する世の中のトレンドを素早くキャッチし、誰にでも手の届くお手頃なプライスで新しいライフスタイルを提供できるようなサロンを目指しています。
施術ポイント
正しいステムで扇状に引き出しができる
ハサミの入れ方が正しく行える
バングとサイドバングが綺麗につながっている
テキストで学習する
1:ショートスタイル
前髪を中央〜サイド2cmくらいで左右ブロッキングします。自然に下ろした時に左右の黒目の端と端が前髪になるように作ります。分け取った前髪を目の上の長さで切ります。


次にサイドバングを黒目の端から流れるように作ります。こめかみの位置でブロッキングします。パネルを斜めにコーミングして引き出し、カットします。真っ直ぐ引き出すと直線のラインになってしまうので、扇状に引き出して流れるように繋いでいきます。


こめかみから1cm後ろくらいでブロッキングします。ベースで切ってあるもみあげと先ほど切った毛束を繋げていきます。先程よりもステムを少し下げて扇状になるように引き出します。



ショートの場合は、サイドバングの表面にレイヤーを入れます。前髪のスライスより少し後ろでスライスを取ります。先程カットしたステムより指1本分持ち上げます。ガイドに沿って同じところでカットします。



先程より少し後ろでスライスを取ります。同様に1線目より少しステムを上げ(2線目と同じ角度)ガイドに沿ってカットします。今カットしたところを斜め前にコーミングしながら長い毛が出てこないかチェックします。反対側も同様にカットします。



このままだと重たいので流れを出やすくする質感調整をします。奥行き3cm〜こめかみラインでブロッキングします。スライスは量を多く取り過ぎてしまうとバラバラになりやすいので顔まわりは細かく取るようにしましょう。


ハサミを入れる角度はサイド側から行うときは引き出したパネルに対して斜め上に入れます。そうすることで手前が短く奥が長くなるので自然と後ろに流れるようになります。前髪側から行うときは斜め下方向に入れサイドと繋げます。根元を外し、中間〜毛先を質感調整します。反対側も同様に行います。



ショートスタイルの仕上がり



2:ロングスタイル
レングス長めの場合の顔まわりカットをします。前髪を中央〜サイド2cmくらいで左右ブロッキングします。自然に下ろした時に左右の黒目の端と端が前髪になるように作ります。分け取った前髪を目の上の長さで切ります。


顔まわりを作ります。前髪のスライスより2cmほど後ろからこめかみにかけてブロッキングします。取ったスライスを3分割します。


顔側のパネルを真ん中に引き出し、鼻の頭の位置でカットします。真ん中のパネルは唇の位置でカットします。最後のパネルは顎の位置でカットします。



これでおおよそのラインができるのでこれを繋げていきます。前に引き出して今切ったガイドが繋がるようにカットします。前髪からこめかみへのバングで余白が埋まり小顔に見せることが出来ます。逆側も同様にカットします。



質感調整をして流れを作ります。サイドバングは後ろに流れるような毛流れを作ると仕上がりが綺麗なのでハサミを斜め下方向に入れます。スライス幅は先程と同じように取ります。

顎ラインの毛束は下に流すように作ると結んだ時後れ毛になって可愛いので上からハサミを入れてカットします。反対側も同様に質感調整をします。

ロングスタイルの仕上がり



3:ワイドバング
ワイドバングは横幅は広く、後ろに流れずほぼ直線で作ります。今回は少しラウンドするワイドバングを作ります。まず目尻を目安にスライスを取ります。前髪の中央部分は少し短め(眉下あたり)にカットします。残りも全て真ん中に集めてカットします。真ん中に集めることでダイレクションがかかり自然に落ちた時に外側が少し長くなります。




少しずつブロッキングの幅を増やします。先程と同様に真ん中に集めてカットします。前髪の幅はこめかみが埋まるくらいを目安に作ります。反対側も同様にカットします。



ワイドバングの仕上がり


