【基礎】カット_レイヤーカット(2021)
この切り方はミディアムからロングをカットするスタイルになります。髪の毛の引き出し方に注意しましょう。またウエイトの設定で人頭の場合はレングスややりたいスタイルで異なってきますので、臨機応変に変えられるようにしましょう。
難易度 | |
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標準施術時間 | 30分 |
査定項目 | 2.レイヤーカット |
審査項目 | 施術内容 ・イメージ通り長さに切れる ・ガイドに合わせて切れる ・カットラインが適切にまっすぐ切れる ・切り残しがない ・セニングを行い、毛量がイメージと近い ・レングスが左右対称になっている ・レイヤーが左右対称になっている 外見 ・施術中無理な体勢になっていない ・表情が険しくなっていない 仕上がり ・イメ写に近いヘアのシルエットになっている ・イメ写に近いスタイリング剤を使用している その他 ・鏡を見て施術を行えている ・モデルと自然に会話が出来ている |
施術ポイント
アウトラインのカットの際に頭を45度に傾けます
パネルを持つ際にテンションをかけすぎないようにします
左右の長さが変わらないように、ラインをカットしたら左右の長さを確認します
手順1:バング
奥行3.5cm、黒目外側を三角ベースにとります。それを両サイド5mmずつ取って3つに分ます。真ん中の毛を指1本分持ち上げ、長さは目に少しかかる長さでカットします。
前髪両サイド5mmの幅をラウンドにカットします。
前髪を正中線に集めて床と平行に引き出し垂直にカットします。
手順2:アウトライン
イヤートゥーイヤーでブロッキングします。逆サイドも同様です。
頭の丸みの強いところを床と平行にブロッキングします。
頭を45度に倒します。こうすることでアウトラインから長い毛が出にくくなります。
パネルをリフトさせないように気を付けながら、みつ襟からみつ襟を平行にカットします。今回はウィッグの為、台下3cmに設定し切っています。
みつえりの両サイドで左右の長さを確認します。
イヤートゥーイヤーまで最初にカットしたアウトラインと平行につなげます。逆サイドも同様です。
イヤートゥーイヤーの毛の長さで左右の長さをチェックします。
頭を起こし、上のパネルを今カットした毛をガイドにカットします。
イヤートゥーイヤーの毛からサイドの毛まで平行にカットします。髪の厚さによっては2段に分けてカットする事もあります。逆サイドも同様です。
左右の長さを確認します。レイヤーの始まりと終わりの位置になるのでしっかりチェックします。
手順3:レイヤー
顔周りのレイヤーガイドを作ります。内側の毛を5mmほど左右から取り、アゴ下3cmにカットします。この時左右まとめて切ってしまうと、うき癖や分け方が違う時に対応できなくなるので片方ずつカットします。
もみあげ後ろまでブロッキングします。
レイヤーの始まりと終わりの位置を繋げていきます。根元を自然に落ちる位置にコーミングして、パネルを持ち上げずに、顔周りのガイドともみあげ後ろの毛をCシェープ気味につなげます。逆サイドも同様です。
顔周りのレイヤーに後ろの毛をCシェイプで集めて、出てきた毛をカットします。逆サイドも同様です。
トップの毛がレイヤーとなるのでアウトラインに対して5cmほど短くします。
レイヤーが前上がりになるようにカットするためのガイドを作ります。正中線の毛を真上に引き出して5cmカットします。
顔周り1線目のレイヤーの始まりと、トップポイントのガイドを真上に引き出してつなぎます。
ハチ周りはアウトラインが厚くなるように少し外し気味にフロント側に倒しながらカットします。
顔周りのレイヤーも同様ですが、先ほどよりもアウトラインを外してカットします。逆サイドも同様です。
バックのハチから上のトップを真上に引き出してカットします。
手順4:セニング
ブロー後にセニングを入れます。顔まわりはベースカットと同じく引き出し毛先をカットします。逆サイドも同様にカットラインを消します。
ハチ周り1周のレイヤーの毛先もカットラインをぼかします。すでに毛先が薄いので、毛先に軽くセニングを入れます。
セット前の切り終わりイメージ