【ALBUMパーフェクトガイド】「背中を見せる」より「寄り添って走る」〜伊藤流「店長の歩き方」〜(伊藤)

ALBUMに入社した経緯は？

今後、美容師は技術だけでなくプラスαが必要だと感じていました。ALBUM はInstagramのフォロワー数が圧倒的に多く、社長がIT出身で価格.comの創業者というのもプラスαになると考えました。それに、NOBU、NATSUMI、大貴（桑原大貴）ら魅力的なスタッフが多く、東京で今一番波に乗っていると思ったのがALBUMでした。

大阪で指名600万スタイストとして活躍。なぜ東京へ？

東京で一番売れることが、日本で一番売れていることだと思ったからです。1000万人以上の指名をとるカリスマをめざして、激戦区の東京に舞台を移しました。目標のためには苦しい環境に身を置くことが大事だと思っています。

ALBUMの店長として感じていることは？

ALBUM に来て、管理業務はとても勉強になっています。店舗管理のSV（スーパーバイザー）が不評のクチコミを抽出して、美容師ではない一般の目線で「ここのカットがダメだね」などと指摘してくれるので、担当したスタッフと一緒に解決策を考えることができます。お客さまの意見を知れるので、スタッフの技術向上にも役立つし、売れるスタッフを育てられる。

IKINAには写真が記録されるので、お客さまはもっと切りたかったのに全然切れていなかった、といった状況が確認でき、改善につなげることができています。こうしたALBUMのシステムが1人ひとりの能力を高め、サロン全体、そして会社全体を高めています。

また、サロンがお客さまに磨かれているのを実感しています。 ALBUMに来店するお客さまは求める理想が高く、「ALBUMに行けばオシャレになれる」と期待しています。私たちはこの高いハードルを超えないとダメ。新人スタッフもお客さまの厳しいクチコミにもまれて洗練されていきますね。

約30名の大所帯をまとめる伊藤店長。GINZA店の朝礼はなごやかで、スタッフの表情も明るい。どこか部活のような爽やかな雰囲気も。

若手スタッフとはどんなコミュニケーションを？

「スタッフ全員が一丸となってまとまる」ということは求めていません。今、仕事に一生懸命に向き合っている人もいれば、今はプライベートを重視したい人もいる。だから、1人ひとりに合わせたコミュニケーションをとっています。ただ、やっぱりどのスタッフにも売れて欲しいから、みんなに同じ言葉を必要以上にたくさん投げかけています。今響かなくても、いつか響く時が来ると思うので、ずっと投げかけ続けていきます。

大事なことは、辞めないこと。今、一生懸命に仕事をする状況でなくても続けていれば、日々成長するし、いずれ仕事に打ち込む時期が来ると考えて、待ちます。

幹部との関係性は？

真っ向から本気で何でも話す仲間ですね。年下でも技術面で学ぶことが多いですし、スタッフが抱えている悩みについて相談すると、的確なアドバイスをくれます。年上のSVとも夜遅くまで語ったりして、お互いを高め合っている関係です。みんな、今日いいと思ったことを、明日には始めているような、スピード感が半端ない人たちです。

スタッフに注意をする時はどんなシチュエーション？

お客さまの立場で考えず、配慮を怠ったり、自分本位な動きをしている時です。お客さまによって違いはありますが、お客さまは2時間サロンにいるなかで不安になる瞬間があります。施術時間を伝えるのはそうした不安をなくすためのとり組みのひとつです。このようにお客さまの立場で行動できているか、という点については常にアンテナを張りめぐらせています。

自己分析をお願いします

速く走ることができるけど、走った後が散らかっているタイプです（笑）。スタッフがフォローして支えてくれるから今の店長としての自分がいる。スタッフがいないと何もできない店長ですよ。だからこそスタッフを大事に思います。天才肌の人は1聞いて、10できるけど、私は不器用なので10聞いて1できるタイプ。いろいろ試行錯誤してやっとできたことを、彼らがラクに習得できるようかみ砕いて教えるような、みんなの「攻略本」になりたいと思っています。

今後、銀座店をどんなお店に？

スタッフがALBUM GINZA店で働いていることを誇りに思ってもらえるようになりたいです。自分が自慢したいというよりは、スタッフにそう感じてもらえるようになることが目標です。