【基礎】カラー_おしゃれ染め(2021)
基本的なカラーの塗布方法となります。基本的な塗布ができなければ、この先学ぶ白髪染めやマニキュアなども塗ることができません。重要なのは手順ではなく刷毛の使い方です。
難易度 | |
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標準施術時間 | 20分以内 |
査定項目 | 4.カラー塗布 |
審査項目 | ・アルカリ塗布が全頭ロング20分でウィッグに塗れる ・塩基性カラーを根本1㎜残しでウィッグに塗れる ・アルカリ塗布が全頭ロング20分で人頭に塗れる |
施術ポイント
肌につけない
塗り残しがないようにする
スピード感を意識
手順1:根本
イヤートゥーイヤーと正中線の根本をカラー剤を使ってブロッキング
今回は根本リタッチ3cmと仮定して塗る。
鉢周辺は根本につきやすいので 上パネルに塗る。
根本は体温の影響で明るくなりやすいので、塗布量が多くならないように注意。
下の方は下向きに塗ると首に付きやすいので、上向きに塗る。
髪質にもよるが、スライスは約1cm~1.5cmほど。
髪は毛流れが綺麗になるように真っ直ぐに持ち上げ塗布する。
手順2:顔周り
コーム部分を使い、毛流れを良くしてから塗布する。
根本の薬を伸ばさないよう、頭皮に対して垂直にコーミングする。
手順3:クロスチェック
バックから斜めに2~3センチのスライスをフロントに進みながら取っていく。薬を伸ばさないように頭皮に対して垂直にコーミングする。
フロントの方までチェックするが、耳付近は肌につかないように注意する。
塗り終わりが首につかないように上向きにコーミングする。
顔周りの塗布量は、額と耳上が多め、こめかみ付近は少なめに塗る。
襟足は毛げ太いので塗布量は多めに塗る。
手順4:全体塗布
トーンダウンとトーンアップでは塗り方が変わる。トーンダウンは髪の毛の表面から下のパネルに向けて塗っていく。
今回はトーンアップなので下のパネルからブロッキングをしながら上に塗っていく。スライス3センチでオンベースに引き出す。オンベースで塗ることによって、表と裏を同じ塗布量で塗っていくことができる。
なるべく手のひらを広く使って塗るとムラが少なくなります。
トーンダウンの場合は、中間あたりが色が入りにくいのでしっかり色を入れます。トーンアップの場合は毛先に行くにつれて塗布量を多くする。
毛先に薬剤を塗布したら、2本の指で塗り込む。
毛先まで梳くときに引っかかりやすいところは、頭皮に振動がいかないように中間を掴んでおく。