【ボブカット】ALBUM1年目のアシスタントが魅せるボブスタイル
ベーシックなワンレングスのカットをしていきます。ワンレングスの基本である、ノーテンション・ノーオーバーダイレクション・ノーエレベーションを学ぶことができます。そこからの応用で、ディクコネクションという技術を使って、多毛な人や広がりやすい人に向けて、内側に収まりやすいカットをしていきます。コームスルーを使ったカットなど基本的な技術を沢山使い仕上げていきます。
理想の仕上がり
講師紹介
ALBUM
「トレンドヘアーを毎月通える価格で提供」
最新トレンドヘアーを低価格で提供する”ファストサロン。 ファストファッションメーカーのようにめまぐるしく変化する世の中のトレンドを素早くキャッチし、誰にでも手の届くお手頃なプライスで新しいライフスタイルを提供できるようなサロンを目指しています。
施術ポイント
ワンレングスの基本である、ノーテンション・ノーオーバーダイレクション・ノーエレベーションをしっかりと意識する。
コームスルーでの髪にかかるテンションをしっかり意識しながら調整してカットする。
お客様の毛量によってカットする位置が変わるので、合わせて調整する。
ブローの際は、お客様に顔にかかることを事前にお断りを必ずいれる。
テキストで学習する
手順1:概要説明
今日はもっともベーシックなワンレングスのカットをしていきます。そこからの応用で、ディクコネクションという技術を使って、多毛な人や広がりやすい人に向けて、内側に収まりやすいカットをしていきます。
手順2:バック
まず正中線でブロッキングします。その後トップポイントからイヤートゥーイヤーで分けます。またカットの際はお客様に頭を傾けて頂きます。
お客様の髪の量にもよるのですが、6セクションぐらいで分けて切るので、このような少し前下がりのラインを取っていきます。基本的にコームスルーでカットしていきます。まず、ワンレングスの基本は
・ノーテンション(ひっぱらない)・ノーオーバーダイレクション(引き寄せない)・ノーエレベーション(持ち上げない)と3つの項目があります。それが一番やりやすいのがコームスルーです。指で持って切ると、指一本のエレベーションがついて、チェックカットの時に切る髪の量多くなり時間がかかります。平行よりやや前下がり(カットラインに合わせて)で切りましょう。
バックのカットラインは緩やかな弧を描くようにカットすると、首がすっきり見えやすくなり、ハイファッションな感じのクールな印象になる。逆に直線で切る事でぱつっと感ができて少し可愛い印象になります。
次のセクションでは、必ず切る時は左右にシェイプをして、根元を自然な位置に梳かしてあげましょう。それにより根元は立ち上がっているので、コームを入れる所は根元じゃなくても大丈夫です。そこからテンションを掛けずに下に行って、コームの上をハサミで叩いてよりテンションを抜いて行きます。また切る部分の正面に立ってカットしましょう。その後トップまで同様にカットしていきます。
手順3:サイド
ハサミの性質に合わせて右サイドから切っていきます。サイドを切る時はヘムライン一線目は髪の量が少ないためやや広めのブロッキングを取ります。ウィッグ、癖っ毛の方の場合はうねるのでコームを使いますが、髪に癖のない人であればそのままで切る事でよりテンションをかけずに切れて、ヘムラインの跡が出づらくなります。髪のクセに合わせて調整しましょう。またコームスルーで切る場合は、コームを通しただけでもテンションがかかるので、その調整も行いましょう。そうすることでアウトラインに穴が開きづらくなります。
次に上に切り進めます。サイドは3つのセクションに分けてカット。サイドを切る時は、バックの毛をもら違」ガイドにしてカットします。今回は前髪を作りませんが、前髪を作る場合はこの後に前髪部分を三角ベースで分け取りカットします。最後に顔回りの毛を引き出してカットします。逆サイドも同様です。
手順4:インナーグラデーション
インナーグラデーションという方法でカットします。一番最初のブロッキングと同様にサイドの毛を分け取り、正中線でブロッキングを取り、コームを使ってカットします。下を向いた時に出る角の毛をカットして飛び出ないようにします。みつえりともみあげ部分は下を向いた時に角が出てきやすいので、インナーグラデーションを使用して角を削ります。逆サイドも同様にカットしていきます。
サイドも同様にインナーグラデーションを入れていきます。
手順5:ディスコネクション
まず正中線で分け取り、後頭部の一番出っ張っているところでブロッキングします。下のセクションを縦に引き出しオンベースでカットします。カット位置は毛の長さに合わせて調整します。これにより短い毛が長い毛を押してくれるので、内側の収まりが良くなります。これを後頭部全体に行いカットしていきます。
上のセクションもカットします。セクションは毛量に合わせて調整します。下のセクションより長めに取ってカットすることで、それにより生まれる空間が質感調整の役割をしてくれるので、指3本分長めにカットします。同様に後頭部全体をカットしていきます。
手順6:ドライ&ブロー
髪の毛に対して45度の角度で乾かします。左に、右にと交互に乾かし、根元を自然に起こしてくれるラップブローをします。艶を出すためにも、毛先までしっかりブラシを通しましょう。
ミドルブロックは真横に乾かします。アンダーよりも根元を起こすイメージです。
トップはドライヤーを真上から当てます。ブラシで色々な方向に流しながら乾かしましょう。この時に、変なボリュームが出るので下から当てないようにします。サイドは左右に振ってブローしていきます。お客様の顔に当たりやすいブローなので、事前に必ずお客様にお断りを入れるようにしましょう。
モミアゲは盛り上がりやすいので、冷まして下ろす様にします。逆サイドも同様にします。
テンションブローをします。オンベースに引き出して、毛先に行くにつれて下げます。髪の毛を冷やしてあげてゆっくりと下ろすようにします。頭全体に、同様にテンションブローを行いましょう。毛全体に熱を当てるためにドライヤーをしっかりあて、冷ましてからブラシを外して次に行きます。サイドは顔側に流れてほしいので、前に寄せながらブローをしましょう。
手順7:アイロン
アイロンの目的は、髪の毛に艶を出す事と毛を薄くするためです。アイロンを入れる角度は、ドライヤーの時と同じような角度で入れましょう。オンベースに引き出して、徐々に下げていきます。全体的にアイロンを入れます。
手順8:チェックカット
最後にドライの状態で、サイドにディスコネクションを入れていきます。出来上がりのバランスが崩れるので、ウェットの状態ではカットしないようにしましょう。まずサイドを3分割しダッカールで留めます。毛を真上に持ち上げて、サイドが下がってきた所でカットしていきます。そうすることでレイヤーが入り毛先が軽くなります。2段目も同様にカットして行きます。逆サイドも同様です。
チェックカットは髪の層をイングラデーション、ワンレン、アウトグラデーションの3層を作るような角度でカットします。まずはハサミの角度を平行にして無駄な所を落としていきます。グラデーションはハサミを手前に上に傾けてカットし、その後ハサミを逆側にして、内側に短い毛を作るようにカットしていきます。サイドは前髪を後ろに引き出して、同じ様にカットします。逆サイドも同様です。
手順9:仕上がり
今日はベーシックなワンレングスをカットしました。その応用でディスコネクションを入れているので、内側の収まりが良くなり、首に吸い付くような内側に収まるボブに仕上がりました。みつ襟をインナーグラデーションで短く切ってあるので、下を向いた時でも角が出来ないカットになっています。皆さん、ぜひチャレンジしてみてください。