【ALBUMパーフェクトガイド】バックコーミングとセクション塗り分け〜ブリーチテクニック〜(桑原)
身につきやすく、教えやすい!バレイヤージュの絶対ベーシック
数あるカラーデザインの中でも、バレイヤージュはとりわけ高い注目を集め、技術のアプローチも広がっています。ここでは、きちんと習得すれば、失敗なくサロンで提案できる、5つのバレイヤージュテクニックを紹介します。
逆毛のテクニックと、セクションごとの塗布範囲設計を組み合わせ、自然な前上がりのバレイヤージュデザインに導きます。
絶対成功ポイント
逆毛&仮留めで、塗る場所・塗らない場所を明確に。
前上がりの角度を、オーバーに向かって上げていく。
フロント側、顔まわりの塗布範囲は広く設定。
ブロッキング・ブリーチ塗布(バック)
ブロッキング後、左バックのアンダーにやや前上がりのジグザグスライスをとって斜め前方に引き出し、中間~根元に向かって逆毛を立てる。
薬剤を塗布しやすくするため、逆毛を立てた部分をダッカールで仮留めし、さらにコームでダッカールを根元側に引き上げる。
バレイヤージュボードにホイルをセット後、2のパネルをホイルにのせて薬剤を塗布。やや前上がりに、7:3の比率で塗布する(バックはすべて同じ比率)。
バック2枚目以降も、同様に1~3の工程を繰り返す。2枚目以降、オーバーに向かって少しずつ前上がりの角度を上げていく。
左バックは5パネルともすべて、前上がりのスライスで逆毛を立てて仮留め後、7:3(バック側の塗る部分が7、塗らない部分が3)の比率で塗布していく。
左バックの最終パネル(5パネル目)は、正中線に対して直角にパネルを引き出し、5と同様に塗布。
右バックも同様、アンダーからオーバーに向かって前上がりの角度を少しずつ上げながら、1~6と同様に7:3の比率で施術。
ブリーチ塗布(前髪)
前髪を両黒目の延長上の幅、生え際2センチ程度の深さでとり、M字状にブロッキング。
8でブロッキングした前髪の、写真左で示した位置より毛先側に薬剤を塗布。こめかみ側の塗布範囲を9:1に設定する。
ブリーチ塗布(サイド)
左サイドもアンダーからオーバーに向かって、前上がりのジグザグスライスで施術。1パネル目は、スライスに対して直角に引き出してバックコーミング後、7:3の比率で薬剤を塗布。
2パネル目はフロント側にパネルを引き出し、バックコーミング後、8:2の比率で薬剤を塗布。フロント側に引き出して塗るのは、ハチ骨付近に影をつくるため。
サイド表面のパネルは上下2段に分け、いずれもフロント側にパネルを引き出してバックコーミング後、9:1の比率で薬剤を塗布する。
右サイドも10~12と同様に施術。表面のパネルは、12と同様にフロント側にパネルを引き出して塗布。
ホイルワーク終了。逆毛で根元側に押し込んでいる部分には薬剤がつかす、おろした時に中間付近の境目が自然になじむ。
ブリーチ終了、ドライ後の状態。バックコーミングとセクションごとの塗布範囲設定により、自然な前上がりのバレイヤージュデザインに。
【ALBUMパーフェクトガイド】バックコーミングとセクション塗り分け〜オンカラーテクニック〜(桑原)
2020年9月25日発売
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