【基礎】ドライ(2021)
髪の毛を乾かす一連の流れになります。ここで時間をかかってしまうと、施術の時間が無くなるのでスピード感を持って乾かしていきましょう。
難易度 | |
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標準施術時間 | 20分 |
査定項目 | 2.ドライ |
審査項目 | ・適正な時間で乾かせられる ・ドライでヘアスタイルを作れる ・髪の毛の水分量を考慮してドライできる ・根元を起こしてドライできる ・生えクセをきれいに直せる |
施術ポイント
乾かし残しがないようにします
髪の毛が顔に当たらないように髪を振ります
髪の毛が指に引っかかって、髪を引っ張らないようにしましょう
手順1:タオルドライ
髪の毛はつむじから放射線状に生えているのでオールバックに梳かし毛流れに逆らうように根本を浮かせる。
お客様の顔が濡れてしまうので前髪の水分を優しくタオルで拭き取る。
スタイルに合わせてナチュラルシェイプにコーミングする。
手順2:前髪
お客様に安心感を与えるために前髪から乾かします。生え癖をなくし、自然に流れるようにドライします。 前髪を流す場合は、流したい方向と逆に乾かすと綺麗に流せます。
一箇所に風を当て続けると割れ目がつきやすいので、割れ目をつけず根本をふんわりと立ち上がるようにドライヤーを動かし色々な方向から風を当てます。
前髪と一緒にトップも乾かします。
根本がふんわりしたら、前髪の生え癖をなくすため右から左、そして左から右へ前髪を流しながら乾かします。生え癖がなくなることで流れを作りやすくなります。
手順3:全体
全体を乾かすときのポイント:根本をふんわりさせるように、特に襟足は乾きにくいのでしっかりと乾かします。最初は全体の水分を飛ばすように大雑把に乾かします。濡れた状態だと手櫛が引っかかりやすいので注意します。
耳周りや襟足は跳ねやすいので根本をふんわりと立ち上げるように乾かします。
水分量がなくなってきたら指を通しながら乾かしていきます。 最初はリバースの向きに乾かすと根本がふんわりしやすくなります。
襟足を乾かすときはしゃがんで根元にちゃんと風がいくようにします。
ある程度乾かせたら今度は中間、毛先をフォワードに乾かします。このときは風の方向と指を通す方向を揃えます。
ハチ下に風を当て、指を通し髪をまとめていきます。
毛流れが曲がっているときは根本を逆方向にテンションをかけて直します。
手順4:仕上がり
根本がふんわりしていて毛流れが真っ直ぐの状態に仕上げましょう。