【基礎】アレンジ_ピン留め(2022)
アレンジのヘアセットで使うピンの留め方を説明します。ピン留めが上達するとアレンジの幅を広げられたり、崩れないヘアアレンジを作ることができるので、お客様の満足度にもつながるとても重要な技術です。しっかりと習得しましょう。
講師紹介
衣川 光
オリジナルの世界観で作るヘアスタイルが全国の美容師から大人気！
生年月日：1988年11月17日
出身：京都府
出身校：関西美容専門学校
所属：ALBUM HARAJUKU
役職：クリエイティブディレクター
スタイリスト歴：11年
得意なイメージ：ナチュラル
得意な技術： 乾かしただけでまとまるカットを意識しています。カラーはくすみ、透明感のあるアッシュ系、ベージュ系が得意。また、ふんわりやわらかいスタイルが得意で、流行りのルーズ感があるアレンジが得意。
ALBUMクリエイティブディレクター兼原宿副店長としてALBUMの技術を支えている。 自身のヘアアレンジを紹介した書籍を2019年1月に発売し、重版になるほどの人気を博している。Instagramでは、ヘアアレンジの他、カットやカラーの施術動画も投稿しており、フォロワー数は2020年7月時点で約10万人を擁している。
また、instagramに注力し、カットやカラーの施術動画、ヘアスタイルやアレンジ動画など様々なジャンルの動画を投稿し、多くのファンを獲得。ヘアアレンジはもちろん、オリジナルの世界観で作るヘアスタイルが全国の美容師から人気を集め、業界誌や撮影、セミナーの講師と活躍の幅を広げる。ヘアアレンジはメイクやファッションと同じで立派なコーディネートの一部であり、簡単に誰にでも出来るヘアアレンジを紹介した、自身初の著書「自分史上最高に垢抜ける ヘアアレンジのルール」(ナツメ社)を2019年1月に出版。
施術ポイント
ピンの種類と使用用途
ピンをさす角度と方向
髪の毛が落ちてこないピンの留め方
テキストで学習する
手順１：アメピン
アレンジでよく使うねじった毛束を留める方法を説明します。
ピンで留めたい位置を手で押さえ、アメピンを使って留めます。アメピンは挟む力が強くしっかり留めることができるピンです。ピンの間に指を噛ませて隙間を開けてから毛束に差し込み、ねじった毛束と地肌の毛を一緒に挟んで固定します。この時、ピンの先を開けた状態のまま留めたい毛束に差し込んで挟むようにしましょう。
ピンで留めたい位置を手で押さえ、アメピンを使って留めます。アメピンは挟む力が強くしっかり留めることができるピンです。ピンの間に指を噛ませて隙間を開けてから毛束に差し込み、ねじった毛束と地肌の毛を一緒に挟んで固定します。この時、ピンの先を開けた状態のまま留めたい毛束に差し込んで挟むようにしましょう。
ピンが地肌に垂直になるように留めます。地肌の毛を挟みながらねじった毛束に沿うように押し込みます。こうすることでピン１本でしっかり留めることができます。
ピンが毛束からはみ出さないように留めます。ピンがはみ出していると仕上がりが綺麗に見えないので注意します。ねじった毛束と必ず同じ方向で留めるようにしましょう。ピンを留めた時に痛くないかお客様に確認しましょう。
ピンの中でもアメピンが一番しっかり留めることができます。他に玉付きピンやスモールピンがあります。玉付きピンは頭皮が痛くなりにくいピンですが、強度が少し弱くなります。スモールピンは細かい毛束を留めるのに使いやすいピンです。それぞれ用途によって使い分けるようにしましょう。
手順2：Uピン
シニヨンを作る時の留め方を説明します。
ロープ編みした毛束をまとめてUピンで留めます。Uピンはアメピンより強度は弱いですがピン先が開いているのでとても使いやすいピンです。アメピン同様、留めたい箇所をしっかり挟んでさします。ピンを垂直に頭皮に当たる所まで入れ、そこから寝かせて奥まで押し込みます。
ロープ編みした毛束をまとめてUピンで留めます。Uピンはアメピンより強度は弱いですがピン先が開いているのでとても使いやすいピンです。アメピン同様、留めたい箇所をしっかり挟んでさします。ピンを垂直に頭皮に当たる所まで入れ、そこから寝かせて奥まで押し込みます。
残りの毛束もUピンで留めます。Uピンは細かい毛束も簡単に留めることができ、複数本使えば簡単に早く固定することができるピンです。
手順3：Uピン（応用編）
ラフなアレンジを作る時にアメピンだとルーズさを出すのが難しいのでUピンを使ってラフに見せる留め方をします。留めたい毛束をねじり、留めたいポイントに持っていきます。毛束を軽くほぐして柔らかさを出します。毛束やボリュームがある所にUピンをささないと留まらないので、ベースの毛束と留めたい毛束を重ねピンでまとめるように留めます。
