【ALBUMパーフェクトガイド】上から切るマッシュショート(NOBU)
無駄を省いて最短で切る!NOBU流スピードカット
髪をカットする際、バックからフロント、アンダーからオーバーに向けて切り進めるプロセスを基本とするケースが多いといえます。
しかしそれは、守らないといけない絶対ルール、というわけではありません。
どこからどのように切るかを工夫することでカット技術の幅はグンと広がります。
前髪からサイド~バックとラインのつながったマッシュショートは、まずシルエットを整えることがポイントです。
時短ポイント
前髪(マッシュライン)から切る。
シルエットを設定後、レングスを整えていく。
1. ウェットカット
前髪は、奥行きをイヤーツーイヤーの延長線上、幅を両目尻にとり、鼻下の位置で切る。
前髪中央を1.5センチ短くカットし、両端に向けて斜めにつなげて切る。
前髪がややスクエア状に切りそろえられた状態。
前髪の両端をガイドに、両サイド~バックのオーバーをバック正中線までつなげて切る。
前髪から、サイド~バックを1周つなげた状態。これを第1ガイドラインにする。
第1ガイドラインから1.5センチ下の位置でサイドとバックのミドルを1周つなげて切る。
第1ガイドラインの1.5センチ下に第2ガイドラインを設定。
第2ガイドラインの毛束を第1ガイドラインの位置にコームで持ち上げてつなげる。
バックのアンダーは、第2ガイドラインの位置にコームで毛束を持ち上げ、第2ガイドラインとつなげる。
長く残った衿足をバランスをみながらカット。
コームでネープ~オーバーにかけて毛束を持ち上げながら、チョップカットで衿足~第2ガイドライン~第1ガイドラインの切り口をぼかし、なめらかにする。
ベースカット終了。
3. ドライカット
ドライカット開始。前髪中央をコームで持ち上げて、毛先をチョップカット。動きをつける。
たまりやすいフロント~耳前(写真赤枠)をチョップカットで毛量調整する。
フロントのパネルを前方に引き出し、チョップカットで毛束の中間を間引く。
耳後ろ~バックのオーバーはオンベースにパネルを引き出し、中間~毛先をチョップカット。ミドルにもつなげてチョップカットし、これを放射状に施す。
衿足は毛先にハサミを縦に入れて、アウトラインをぼかす。
正中線付近は毛流がたまりやすいので、バックのミドル付近にハサミを細かく上下に動かして、毛量調整を行なう(エフェクトカット)。
2020年9月25日発売
ALBUM パーフェクトガイド
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