【基礎】パーマ_メンズ波巻きパーマ
今回はメンズの波巻きパーマを解説しています。波巻きパーマはボリュームが出づらいパーマなので広がりが気になる方やボリュームが必要ない方にオススメです。他の特殊パーマに比べて時間も短く、工程も簡単なので取り入れやすいパーマです。パーマ前のカットは長めのマッシュスタイルにしています。パーマがかかって全体が上がることを想定して長めにカットしておくと仕上がりが綺麗です。
講師紹介
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“最新トレンドヘアーを低価格で提供する”ファストサロン”。 ファストファッションメーカーのようにめまぐるしく変化する世の中のトレンドを素早くキャッチし、誰にでも手の届くお手頃なプライスで新しいライフスタイルを提供できるようなサロンを目指しています。
施術ポイント
パネルの面を綺麗に整えてからロッドを巻く
ゴムを奥側に掛けてしっかり跡をつける
仕上がりイメージによってロッドの太さを変える
テキストで学習する
手順1:ワインディング(サイド)
サイドはイヤートゥイヤーで分け、スライスは2cmで取ります(毛量を見ながら調整します)。
1本目は逆巻きで巻きます。ペーパーを下に敷き、ロッドにしっかりと巻きつけます。1回転半ほど巻きつけます。
ゴム掛けは波の跡をしっかり付けたいので奥にかませてあや掛けします。
2本目は髪の内側にロッドを置き、ペーパーなしで巻きます。2本目のゴム掛けがやりにくいですがロッドをしっかり固定して掛けましょう。
今回1段目は2本で巻いていますが、髪の長さによって変わります。どんなカールにしたいかによってロッドの太さを変えます。
全パネル逆巻きスタートで巻いていきます。しっかりと面を整えた状態で巻きましょう。
3本目は表面にロッドを置いて裏返してゴム掛けをします。ロッドをしっかりと押さえた状態でゴム掛けをします。
サイドの表面のパネルは前髪と一緒に最後に巻くので残しておきます。
どんなパーマも共通ですがしっかり濡らした状態にすることでペーパーがより巻きつき、かかりムラを防ぎます。
手順2:ワインディング(バック)
バックはセンターで分けます。頭の形や大きさによってさらに半分に分ける場合もあります。
サイドと同様に巻いていきます。波巻きパーマは特殊パーマの中でも短時間で巻くことが出来ます。工程も簡単なので取り入れやすいパーマです。ボリュームを出したい場合は表面のパネルをスパイラルパーマなどで巻く場合もあります(今回は全て波巻きで巻いていきます)。
波巻きパーマは跡をつけていくパーマになるので跡がつくようにゴムをしっかり奥に掛けることが重要です。
1段目の巻きにくいところはピンパーマで巻く場合もあります。長さや仕上がりイメージによって変えましょう。
手順3:ワインディング(センター)
センターも同様に逆巻から巻いていきます。
波巻きのポイントはパネルの面をしっかり整えてから巻くこと、ゴムを跡がつくようにしっかり掛けることです。1本1本巻いた後に形を整えると綺麗に巻けます。ゴムが硬かったり小さいとあや掛けしにくいのでやり易いゴムを選びましょう。
手順4:1剤塗布
ターバンは下の方は刈り上げているので耳の上あたりから通していきます。前髪のロッドが崩れないように結び目を横にずらすとやり易いです。
今回使用している薬剤は「コスメカールV」です。裏面にも薬剤が浸透するように1本ずつ丁寧に塗布します。下の方から塗布していきます。
手順5:チェック~中間水洗
10分放置したので表面のパネルでチェックします。波型にかかっていれば次の工程に移ります。
中間水洗をします。1剤塗布と同様にめくりながら裏側まで水洗していきます。
手順6:2剤塗布
2剤は2回塗布します。1回目塗布したら5分放置して2回目を塗布します。2回目も5分放置したらロッドアウトします。
手順7:スタイリング
軽くハーフドライをしてスタイリングをしていきます。根元中心に乾かして毛先は水分が残った状態でスタイリングします。
今回はスタイリング剤にグリースを使用します。後ろから全体につけムラが出来ないように揉み込みながら塗布します。前髪も忘れずに塗布しましょう。
馴染ませたら内側をボリュームを落とすイメージで塗布します。
Dyson Supersonicのスタイラーを付けて乾かします。スタイラーだと風が広く分散し髪を崩さずに乾かすことができるのでパーマスタイルのドライには特におすすめです。
手順8:まとめ
波巻きは横揺れのパーマなのでボリュームが出にくいのが特徴です。広がりが気になる方やボリュームが必要ないお客様におすすめです。周期は3ヶ月ペースでの来店が理想的です。