【カット】ミニマムハンサムショート
レザーを使用したミニマムハンサムショートをカットからスタイリングまで解説していきます。レザーを使うことで毛先の質感が柔らかくなり抜け感ができます。またレザーを使うことで時短になります。オシャレ感度が高い人達にもおすすめな提案しやすいスタイルです。
難易度 | |
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標準施術時間 | 50分 |
長めのショートスタイルが流行っているので、あえてレングスは短めで設定しています。長めのショートに飽きた方や、夏に向けてもう少し短くしたいといったオーダーにも応えられます。
施術ポイント
レザーでカットすることで抜け感が出ます
毛先に柔らかさも出せます
襟足もレザーのためライン感も出にくい
ブロッキング
サイドを30度の前下がりでブロッキングします。バックは正中線から分けとり取り、ぼんの窪からやや下からサイドのブロッキングへつなげます。角度は75度くらいです。逆サイドも同様です。
カット
レザーを使い、サイドを前下がりで耳たぶが見える長さでカットします。
バックサイドはサイドの毛をガイドにスライス線と同じ角度で引き出し、ダウンステム気味でカットします。逆サイドも同様です。
右バックサイドは下のスライスよりも緩めの角度約45度でブロッキングします。パネルが上がるほどスライスが平行になっていきます。
右サイドのブロッキングはアウトラインと同じように約30度で取ります。逆サイドも同様です。
下のアウトラインのパネルを基準にカットします。ステムは低めに、30度ぐらいでカットします。逆サイドも同様です。
ネープのアウトラインをカットした際に出てくる角をカットします。
30度くらいでさらに上のパネルをブロッキングします。
下のアウトラインのパネルを基準にカットします。逆サイドも同様です。
サイドのブロッキングはアウトラインと同じように約30度で取ります。こちらも下のアウトラインをガイドにカットします。レザーカットはウェット状態でカットするので乾いてきたらスプレイヤーで水をかけます。逆サイドも同様です。
トップパネルも同様にカットします。逆サイドも同様です。
バックのトップパネルは放射状に梳かしてからカットします。
ドライ、ブロー
前髪〜トップは根元が立ち上がるように乾かします。分け目がつかないように注意しましょう。
手ぐしを通しながら、後ろから前、前から後ろにと乾かしていきます。
ハチ上を丸みあるように乾かすため、左右から交互に風を当てます。
ネープは首に沿うように乾かします。
チェックカット
フロントセクションを前に引き出して出てくるところをカットします。
トップやサイドはオンベースで引き出して出てきたところをカットします。全体的に同様にチェックカットします。
ネープはフリーハンドで長く出ている毛を整えます。後ろから見て丸くなるように角を取ると首がきれいに見えます。
セニング
サイドは後ろに流れるように、前方に引き出してセニングを入れます。フロントも同様です。
トップも同様にセニングをしますが、入れすぎると短い毛が出るので表面下までにします。逆サイドも同様です。
全体のバランスを整えるようセニングします。