【ALBUM×GOLDWELL】2 STYLE COLOR SEMINAR ＠ピュアピグメントを活用したALBUM ENAのハイトーンオレンジ＆ニュアンスソフトラベンダー

今回使っていく薬剤がミキシングベースに対してピュアイエロー1%、ピュアオレンジ0.5%、クールピンク0.25%を配合しています。イエローをベースにして、それに対して結構濃いめに発色してくれるオレンジと、少し柔らかみを出したいのでこちらのクールピンクを使っています。ではカラー剤を作っていきます。

それでは塗りはじめます。正中でブロッキングを取ります。根元からワンタッチで塗り始めます。

ウェットとドライで塗る時の違いは、ウェットで塗った方が全体的に塗布ムラがなく塗りやすいという点があります。またブリーチ毛のお客様に対してもウェットで塗った方が絡まりやダメージムラも無くなるのでウェットで塗った方がオススメです。

根元を塗り終わったら中間~毛先に伸ばしていきます。ダメージがある場合はシャンプーで流れてしまう可能性があるので中間で止めずにそのまま一気に下ろすイメージで塗っていきます。

塗り終わりはこのようになります(※画像参照)。塗る時のポイントは、できるだけ均一に塗り、しっかりチェックをしないと端にムラができたりしてしまうので塗って放置するというより結構チェックを重ねていく方がムラになりにくいです。

約10分放置してこのようになりました(※画像参照)。ここからシャンプーで流した後、乾かしてスタイリングしていきます。

完成がこちらです(※画像参照)。今回はピュアオレンジとピュアイエローとピュアピンクを使わせていただきましたがオレンジだけでは少し赤みが強くなるのでイエローを1%で敷くことによってオレンジの色味が柔らかくなったのと、そこにピンクを加えることで、ピグメントの特徴である光が当たった時にいろんな色に見えるというところを表現してみました。よりサロンワークで活かせるように、2週間前にカラーさせていただいたモデルさんを使わせていただきました。ピンクの2週間後の色落ちだとどうしてももう一回カラーしたいとなった時にアルカリの薬剤を使用するとダメージしてしまいますが、ミキシングベースを使うことによってダメージがなくよりツヤが出るような仕上がりになりカラーチェンジがアプローチしやすくなるように今回はさせていただきました。柔らかみも出たので濃すぎず薄すぎずという仕上がりになりました。

今回のモデルさんは2cmリタッチをあらかじめブリーチしているベースになります。元々少し残留があるベースで全体的に15.5~16トーンくらいでベースを作っています。ダメージレベルも均一にしたベースになっています。

今回の薬剤の調合がニュアンスバイトップシックファッションの4LT:10BIV=3:1に対してOX2.5%等倍の総量に対してピュアピグメントのピュアバイオレット10gを1滴入れています。それではカラー剤を作っていきます。

正中でまずブロッキングを取ってイヤーツーのラインで取ります。分けたところの根元からまず塗布していきます。今回はアルカリを使ったカラー剤になるので根元からしっかり塗布して中間~毛先と下ろしていきます。

加温か自然放置かは、私は自然放置でしっかり時間を置いてカラーを入れていきます。トーンが高いカラーになるのでムラのないようにしっかりチェックすることがポイントです。

根元を塗り終わったら中間~毛先と下ろしていきます。トーンが高くて少しムラができやすいハイトーンのベースなので根元を塗ったら中間をまず塗ります。ピグメントの彩度をしっかり発色させるためにも毛に対してしっかり間に揉み込むような形で塗っていくとムラがなく綺麗に塗れます。

今回はウェットでの塗布になりますがドライで塗るとハイトーンだとダメージに繋がったり後から少しムラができてしまったりするのでウェットで塗った方が仕上がりもムラなく均一に塗れて綺麗になります。

中間を塗ったら毛先まで下ろしていきます。毛先はカラー剤が特に流れやすいところなので少し塗布量を多めにすると良いと思います。

カラー剤を塗り終わりました(※画像参照)。これで自然放置で15分置いていきます。

15分放置しましたのでカラーのチェックをしていきます。このようになっています(※画像参照)。 これで流していきたいと思います。

完成がこちらになります(※画像参照)。今回は柔らかいラベンダーを作りましたが、アルカリカラーのブルーバイオレットのみでは出せない彩度を少し入れることによって柔らかく仕上がりました。ブルーバイオレット自体の色味が少し寒色に寄っていてちょっとクールな印象になりますが、ピュアバイオレットを入れることによってこのようにピンク味に発色してくれます。

Q：@ピュアピグメントを使用した時の印象、面白い点など感じた部分を教えてください。
A：特徴に関しては彩度が強いものから柔らかいものまで表現しやすいなっていう感じです。パンって色を出したい時とか例えばポイントカラーに使う時にしっかり色味が欲しい時はしっかり濃いめに発色するし、ペールトーンとかでクリアベースでちょっとピグメントを足すだけでもすごく柔らかい色味が出せるなっていう感じでそれがすごく魅力的だなって思ったのと、私はハイトーンのお客様に使うことが多いんですけど特徴が“二重染色”というのがあるじゃないですか。それが光に対して、例えば白い光とか自然光とかに対しても見え方が違ってみえてすごく綺麗な感じでした。

Q：@ピュアピグメントをオンカラーする時の良い点、美容師目線でのメリットなどを教えてください。
A：例えばブリーチだけじゃなくても普通のワンカラーのお客様でオレンジ味とか赤い色を挑戦してみたいお客様に対しても、一色でも色が出るので凄くそれで喜んでいただいたりとかブリーチなしでも発色が綺麗に出来るのでそこは凄く好評でお客様からも結構リピートしてもらうことが多いです。

Q：@ピュアピグメントを使用した際のお客様の反応や、喜んでもらっている具体的なポイントはございますか?
A：日常生活でやっぱり学校で規則があってあんまり発色の厳しい髪色だとか会社であんまり色味を出しちゃいけないカラーのお客様にもすごく自然な感じで色が出せるのでそのあたりはお客様にもアプローチしやすかったり凄く喜んでいただいてました。あと艶が凄く出るのでそこも好評でした。