【ALBUMパーフェクトガイド】逆バレイヤージュ〜オンカラーテクニック〜(桑原)
身につきやすく、教えやすい!バレイヤージュの絶対ベーシック
数あるカラーデザインの中でも、バレイヤージュはとりわけ高い注目を集め、技術のアプローチも広がっています。ここでは、きちんと習得すれば、失敗なくサロンで提案できる、5つのバレイヤージュテクニックを紹介します。
ブリーチ剤塗布で表現することが多いバレイヤージュとは逆に、全頭ブリーチ後にアルカリカラー施術で行なう。
絶対成功ポイント
根元2~3 センチは、多めの塗布量でしっかりトーンダウン。
ぼかしたい中間部分は、水スプレーで濃度を調整。
毛先の薬剤の塗り始めは、横方向にハケを動かす。
ブリーチ塗布について
長めのボブにカットした黒髪の練習用ウイッグに対し、まずは全頭ブリーチで18レベル以上まで明度を上げる。
ブリーチ、ドライ後の状態。ムラなく均一なブリーチヘアに導くには、明度が上がりやすい場所と上がりにくい場所を見極めて、塗布順やパネルの厚さを設定するのがカギ。
アルカリカラー塗布(根元)
前髪をSTYLE1・2同様、M字状にブロッキング後、全頭を前後左右にブロッキング。
全頭の頭皮ギリギリから根元2~3センチ(テールで示した位置まで)に明度の低い薬剤を塗布。根元を暗くすることで影をつくっていく。
根元を締めて陰影のメリハリをつけるため、根元には薬剤を多めに塗布し、しっかりトーンダウンさせる。
後の工程で明度の高い薬剤を広範囲に塗布するため、根元の塗布範囲は根元2センチまでとし、それ以上にならないよう注意しながら塗布する。
全頭の根元塗布終了。塗りもれがないかチェックし、必要に応じて薬剤を塗り足す。
アルカリカラー塗布(中間)
中間部分の「ぼかし」には、水スプレーを活用する。根元のディバイディングラインからぼかしたい部分までに水スプレーをふきつける。
水スプレーをふきつけた部分に、根元と同じ薬剤を塗布。水分により中間部分の薬剤濃度を下げ、根元と濃淡差をつける。
パネルの裏側にも薬剤を塗布し、塗りもれと色ムラを防ぐ。左バックのオーバーからアンダーに向かって、やや前上がりのスライスで塗り進める。
ハケで塗布後、コーミングして薬剤をのばしながら、丁寧に塗布する。アンダーまで塗布したら、右バック、両サイド(耳前)も8~11と同様に施術。
前髪は中間部分を水スプレー後、コームを使わず指で軽くなじませる。目立つ前髪をぼかし過ぎてやぼったい印象になるのを避けるため。
アルカリカラー塗布(中間~毛先)
これまでより明度の高い薬剤を、全頭の中間~毛先に一気に塗布する。根元~中間に塗布した部分にややオーバーラップさせて薬剤を塗布。
根元の薬剤が混ざり過ぎないよう、塗り始めの中間部分は、ハケを横方向に動かして境目をなじませる。
14でぼかした後、続けて毛先まで薬剤を塗布。
13~15と同様に、オーバーからアンダーに向かって、塗り進める。右バック、両サイド(耳前)も同様に施術。
全頭に塗布後、全体を均一になじませるため、各セクションの毛束を指で挟んで中間~毛先に向かってすべらせるように通す。
パキっとした境目がつかず、自然なグラデーションに。
全頭のオンカラー塗布終了。明度の違う2種類の薬剤を塗り分け、さらに水スプレーで濃度を調整することで、洗練されたバレイヤージュデザインに。
2020年9月25日発売
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