【WELLAコラボ3/3】エアタッチ x コントラストハイライト(前村)
エアタッチを使ったコントラストのハイライトとグラデーションをおりまぜた2パターンをご紹介します。ハイライトの細さや入れ方によってデザインが大きく変わります。この動画では2パターンのデザインが違うエアタッチxハイライトの作り方、ブリーチのコツ、カラーの配合、塗布、スタイリングまで含めた一連の流れを解説しています。さらに前村流”神色”秘伝のレシピも公開します!
難易度 |
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施術ポイント
ハイライトが重ならないようにレンガ状でいれます
はっきりハイライトを目立たせたい時は少し太めで、馴染ませるようなら少し細めで入れていきましょう
オンカラーは根元付近は暗めのカラーにすると馴染みがよくなり毛先は明るめに設定してハイライトが消えないようにします
エアタッチで作るコントラストハイライト
概要説明[コントラストハイライト]
手順1:ブロッキング
まずイヤートゥーイヤーで分け、分け目に対して2~3mm毛束を取り分けます。
細めのデザインを意識して2~3mmでチップをとります。この時フェイスフレーミングを意識して、生え際から等間隔に3本とります。
手順2:エアタッチ&ブリーチ
すいた毛など短い髪をドライヤーで飛ばします。余分な毛を落とすことで、根元から毛先までハイライトが均一に綺麗に入ります。
ブリーチは「ウエラブリーチ ノンダスト 6%」を使用。
根元付近ギリギリまでしっかり塗布します。
液漏れしないように、フォイルの両サイドを折ります。
入れたハイライトに対して、約2mmのカバーリングを入れます。カバーリングを入れることで、ハイライトを際立たせます。
1枚目と同様に2~3mmのスライスをとりますが、1枚目とは異なり、2本チップをとります。
レンガ状に互い違いにすることで、ハイライト部分を目立たせます。
すいた毛など短い髪をドライヤーで飛ばします。1枚目のパネル同様にブリーチを塗布し液漏れしないようにフォイルの両サイドを折ります。
顔周りにも入れていきます。そうするとヘアアレンジした時などにハイライトがいきてきます。
フェイスラインの形に沿って、2~3mmで取り分けます。
面が広いため2分割にします。
通常の場合、カラーを入れたいところのデザインを分け取り残りを下に落としますが、顔周りの場合は、薬剤が顔につく可能性があるため、通常の逆で落とした毛に塗布します。お客様の顔周りは細心の注意をはらい施術しましょう。
分割したもう一つの方も同様に、分け取った方は上にあげて、落とした毛にブリーチを塗布します。
サイドの続きを塗っていきます。カバーリング2~3mmのスライスをとります。
同様に2~3mmのスライスをとります。
フェイスラインのデザインと被らないように3本チップをとります。
後頭部のデザインと被らないように、端は残しておきます。
すいた毛など短い髪をドライヤーで飛ばします。
同様の工程を繰り返し行っていきます。
逆サイドも終わったと仮定して、後ろをやっていきます。2~3mmのスライスをとり、チップを3本とります。
すいた毛など短い髪をドライヤーで飛ばします。
カバーリング2~3mmのスライスをとります。
後頭部2枚目からは、骨格が広くなるため二等分します。
デザインによってピッチを判断します。お客様のご要望にそったデザインを入れましょう。
隣のデザインと被らないようにします。
1枚目が完了後、カバーリング2~3mmのスライスをとります。
上のチップとずらすように4本チップをとります。
薬剤塗布は根元を詰めすぎないように注意します。液漏れ、ズレがでないようにフォイルの両サイドを折りましょう。
ヘムラインにもデザインを入れます。そうすることで、ヘアアレンジの幅が広がります。
2~3mmのスライスをとります。
顔まわりと同じく、カラーを入れたいところのデザインを分け取り残りを下に落とします。ヘムラインの場合は、薬剤が首につく可能性があるため、通常の逆で落とした毛に塗布します。
一度で抜け切らない場合は、追いブリーチをします。
「ブリーチ仕上がり」
ハイライト解説
手順3:根元の薬剤調合
根元用に調合する薬剤の特徴とレシピです。ブリーチ部分だけ色を入れて、黒髪を明るくしない場合は、2液にアルカリキャンセラー(AC)2%を使用します。
手順4:カラー塗布(根元)
根元1cmに塗布していきます。
根元のつなぎ目を馴染ませるのが目的なので、根元ギリギリまで塗らなくても大丈夫です。AC2%を使うと地毛を明るくせずに、色だけ入れられます。
手順5:毛先の薬剤調合
毛先用に調合する薬剤の特徴とレシピです。毛先は薄めの色で作っていきます。ブリーチ部分だけ色を入れて、黒髪を明るくしない場合は、2液にアルカリキャンセラー(AC)2%を使用します。
手順6:カラー塗布(毛先)
1cm~1.5cmのスライスをとります。厚みがあるとムラになるので、なるべく薄めのスライスをします。
根元の色とつながりを良くするために中間を先に塗布、毛先3分の1は後で塗布します。この時、根元の薬を引っ張るようにコーミングすると馴染やすくなります。
カラー解説
「カラー仕上がり」
エアタッチハイライト&グラデーション
概要説明[ハイライト&グラデーション]
手順1:ブロッキング
まずイヤートゥーイヤーで分けます。
分け目に対して2~3mm毛束を取り分け、フェイスラインから5mm幅でチップをとります。
手順2:エアタッチ&ブリーチ
すいた毛など短い髪をドライヤーで飛ばします。
フェイスラインにデザインすることで、ハイライトを際立たせることができます。
約2mmのカバーリングを取り、毛先の方までコームを持ってきて、エアタッチします。
ドライヤーは毛先からすると絡まるため、根元に持ってきてからスイッチをONにし、毛先に向かって移動していきます。
毛束の2分の1に塗布します。少し前にダイレクションをかけることで、前上がりのデザインを作ります。
より前上がりのデザインを作るために、はけを縦にして右端の薬剤を上に伸ばします。それにより前上がりのラインが出ます。
分け目に対して2~3mm毛束を取り分けます。先程が3本でチップを取ったのでこちらは5mm幅で2本チップをとります。
2~3mm毛束を取り、毛をしっかりと落とすために毛先ギリギリを持ちエアタッチします。
こちらもパネルの1/2に塗っていきます。少し前にディレクションをかけることで前上がりのデザインを作ります。
先ほどと同じく、はけを縦にして右端の薬剤を上に伸ばします。ここはしっかり馴染ませなくても大丈夫です。中の裏側は塗れてないですが、それが陰影になります。
前側が終わったと仮定して後ろをやっていきます。2~3mmのスライスをとり、太目のハイライトを入れます。エアタッチをして同様にブリーチを塗ります。
カバーリング2~3mmのスライスを取ります。後頭部2枚目からは骨格が広くなるため二等分にします。
後頭部もサイドと同様、少し前にダイレクションをかけます。そして、グラデーションのエアタッチを入れます。毛先ギリギリまでコームを入れて、根元からドライヤーをかけます。
半分ぐらいから塗布していきます。より前上がりのデザインを作るために、はけを縦にして右端の薬剤を上に伸ばします。
2~3mm毛束を取り、5mm幅で2本チップを取ります。こちらもエアタッチをしていきます。
同じ工程を繰り返し行います。
経過を確認して、一度で抜け切らない場合は追いブリーチをしましょう。
「ブリーチ仕上がり」
ハイライト解説
根元の薬剤調合
根元用に調合する薬剤の特徴とレシピです。6/91:濃いめのくすんだベージュのイメージ、6・96:補色。6/91+6/96(1+10%)+AC2%。
カラー塗布(根元)
上から1cm幅で塗っていきます。
1cm以内のスライスをとります。
つなぎ目部分に薬を置いて馴染ませていきます。
厚みがあるとムラになるので、なるべく薄めのスライスします。全体的に同工程を繰り返していきます。
毛先の薬剤調合
毛先用に調合する薬剤の特徴とレシピです。10/91:薄めのくすんだベージュ、10/96:補色。10/91+10/96(1+5%)+AC2%。
カラー塗布(毛先)
つなぎ目のところにもカラーを重ねつつから毛先に向けて塗布します。こちらも全体的に同工程を繰り返していきます。
カラー解説
「カラー仕上がり」
手順7:スタイリング[コントラストハイライト]
ヘアビューロン2D 34mmを使用します。
毛先だけ軽く内巻きで巻いていきます。
フェイスラインはかきあげるイメージなのでリバースでしっかり目に巻きます。
スタイリング剤は、WELLA EIMI(アイミー)オイルスピリッツを使用します。艶と束感が出やすく巻いた後につけてもいいのでオススメです。
少し離して全体的に付け、軽く馴染ませていきます。
「スタイリング仕上がり」
手順8:スタイリング[ハイライト&グラデーション]
洗い流さないトリートメントWELLA カラーモーション+オイルを使用して乾かすとかなり艶がでます。
ヘアビューロン2D 34mmを使用します。
上下に分けて、下の毛を外巻きに1回転巻いていきます。髪を少し前上がりにするのがポイントです。
毛束の中間部分を内巻きに半回転巻いていきます。上の方の毛も手櫛でさっと馴染ませてから同様に巻いていきます。
フロント部分を外まきに根本まで巻き手櫛でほぐします。
スタイリング剤は、WELLA EIMI(アイミー)ジャストブリリアントクリームを使用します。搔き上げるように全体につけます。
「スタイリング仕上がり」